つい先日のこと、バカ息子が中学を卒業するというので、いまの式がどのように行われているのかをチェックしようと思い立ち、柄にもなく真っ当な親として、保護者席の一隅に収まってみた。いま小生は某依頼で、東京駅にほど近い東京サンケイビルに居を構える某事業所に詰めているのだが(爆)職業柄、比較的行動の自由が効くため、初めから終わりまで、一部始終を取材(?)したってわけだ。
が、いきなり巨大国旗の掲揚と、君が代の斉唱で、胸が詰まってしまった。不覚にも涙がこみ上げてきて、なんなんだこの青さは、などと、思いも寄らぬ形で慌てふためく始末だった。さすがは品川区!間が抜けているようで、押さえているところは押さえているじゃないか!あとはひたすら厳粛に続く式に圧倒されどおしで、とても取材なんてな気分ではなく、ほうほうの体で引き上げてきた。
何より驚いたのは、生徒の泣き率である。
懸命に涙をこらえようとして身を震わせる姿は、だらしないどころではなく、むしろ一時期のシラケ切った卒業式を想像していた小生は、彼らの純朴なタマシイの響きに接し、ショックを受けたほどだ。
さらにさらに。呆然としながらも、わがバカ息子を教えてくださった先生に御礼を申し述べたところ、何とその方、小生がかねてより尊敬申しあげている元産経のMさんの息子さんだった。つい今春も正論に寄稿されたのを読んだばかりだったので、当方も腰を抜かさんばかりに驚き、思わず
「立派なお父様をお持ちで」
などと、お追従めいた陳腐でミジメな一言を放ってしまい、えらく恐縮させてしまった。
ちなみに産経のMさんとは、悲劇の名将として知られるM中将(これを言ったらもろバレなんだけど)の息子さんで、つまりわがバカ息子は、さいわいにもM中将のお孫さんの教えを受け、卒業した、ということになるわけだ。
何という幸運だろうか...主に感謝した。
教育者としても多くの人々に慕われたM中将だが、レイテでは、後に佐藤中将によって「馬鹿の四乗」と罵られたうちの二つ、大本営・作戦課と南方のデタラメな作戦によって壊滅した。終戦時には、多くの兵士を死なせたとして、みずからを責め、命を絶たれた方だ。
何ものかによって打たれた小生は、覚えず、はるかに天を仰いだ。
めずらしくバカ息子をともなって、満腔の思いとともに帰宅した。
と、目にしたのがこの記事。
...別の意味で、やはり天を仰いだ。













by leny
すばらしかった荏原地区某中学…